肩の痛みについて
当院では、レントゲンやエコーなどによる診断、運動療法を中心としたリハビリテーション、投薬治療、ブロック注射などさまざまなメニューをご用意し、四十肩(五十肩)や肩こりなどの症状に対応しています。「長い間肩こりが治らない」「腕を上げられず、引っかかる感じがある」「突然じんじんとした痛みが出てきた」などのお悩みがあれば当院までご相談ください。
主な症状
- 肩の周囲がこる、張る、痛む
- 肩に急激な痛みが出た、夜も眠れない
- 肩の動きが悪い
- 肩が痛くて腕が上がらない
- 肩の違和感で充分にスポーツができない
- 服の着替えがしにくくなった
- 手が届かなくて洗髪しにくい
代表的な疾患
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01.
五十肩(肩関節周囲炎)
肩関節周囲の腱が薄くなったり、筋肉組織が老化したりすると炎症が生じることがあります。その結果、肩の関節を動かすと強い痛みが生じ、うまく動かせなくなるのです。特にシニア層での発症が多くみられることから「五十肩」と呼ばれています。
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02.
腱板断裂
40代以上の男性に多く見られる疾患です。上腕骨と肩甲骨とをつなぐ腱(腱板)が切れてしまうと、肩に痛みが生じたり動かしにくくなったりします。肩を動かした時に軋轢音が聞こえることもあります。(例:「ギシッギシッ」「コキコキ」など)
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03.
石灰沈着性腱板炎
肩関節にある腱にリン酸カルシウム結晶が沈着することで、炎症が生じている状態です。石灰は異物なので侵入すると、体が強く反応してしまい激しい痛みを覚えます。原因は完全にわかっているわけではありませんが、腕を繰り返し上げることの多い業務に携わっている方や、野球やテニスなどスポーツ愛好家に多い傾向にあります。
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04.
肩こり(頚肩腕症候群)
姿勢の悪さ、生活習慣のストレス、運動不足などによって首や背中に負担がかかると、首や肩周辺の筋肉の血行が悪くなります。結果的に酸素や栄養が筋肉に十分行き渡らず、筋線維が固くなり、痛みを引き起こしてしまうのです。筋肉や骨だけが要因ではなく、内科的疾患が隠れていることもあるため注意が必要です。