膝・股関節の痛み

膝の痛み

膝の痛みについて

加齢、肥満、運動習慣などによって、膝に痛みを覚えることがあります。初期段階ではわずかに違和感を覚える程度ですが、時間が経過すると痛みが強くなったり、膝がグラグラしたりすることもあります。多少の痛みでも我慢することなく、少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。当院では痛みの程度や症状をお伺いし、原因をはっきり解明することを心がけています。

膝の痛みの主な原因

膝関節は、大腿骨、脛骨、膝蓋骨、軟骨、半月板、靭帯、筋肉などの組織によって構成されています。膝に痛みを抱える患者様の多くは、加齢や肥満などによって膝の関節軟骨がすり減っている状況です。クッションの役割を持つ関節軟骨の量が少なくなると、大腿骨と脛骨がぶつかるようになってしまうのです。ほかの要因としては筋肉、靭帯、半月板が損傷することで痛みを覚えるケースもあります。スポーツをしている方に多く見受けられます。

代表的な疾患

  • 関節軟骨の摩耗
  • 靭帯・半月板の損傷
  • 骨軟骨片の離断
  • 脛骨結節(お皿の下の骨)の突出
  • 膝蓋骨の脱臼
  • 関節リウマチ

当院の治療法

股関節の痛み

股関節の痛みについて

脚の付け根に強い痛みが生じていて歩行も困難な場合は、股関節にトラブルが生じている可能性があります。股関節は歩いたり、立ったり、座ったりするなど日常生活で特に頻繁に使う部位です。そのため、加齢などによって特に負担が生じやすい傾向にあります。

代表的な疾患

  • 01.

    変形性股関節症

    股関節の軟骨がすり減り、関節が変形する疾患のことです。症状の初期段階は、起立や歩行時に脚の付け根、膝、臀部などに痛みやこわばりを感じます。症状が重くなると、安静時にも痛みが続くようになるのが特徴です。股関節の軟骨がすり減る要因としては、加齢によるものだったり、乳幼児の頃に股関節を脱臼したりしたことで生じると言われています。

  • 02.

    股関節脱臼

    外側から強い衝撃が股関節に加わると、太ももにある大腿骨頭が骨盤のくぼみから外れてしまうことがあります。いわゆる股関節脱臼と呼ばれる状態です。骨盤のくぼみから外れかかっている状態は「脱臼」ではなく「亜脱臼」という診断になります。いずれにしても激しい痛みから歩行困難な状況になることもあります。また、放置すると脚の麻痺を合併したり、大腿骨頭壊死になってしまったりするリスクもあるため、早急に治療しなければなりません。

  • 03.

    関節リウマチ

    関節の内面には滑膜と呼ばれる液体があります。滑膜は関節液を産生したり、関節の安定性を高めたりするのが特徴です。しかし、何らかの要因で滑膜に炎症が起こると、起床時のこわばり、関節痛、微熱、倦怠感、食欲不振などを引き起こします。これが関節リウマチです。基本的には手足の指関節に起こりますが、股関節にも発症するケースがあります。

  • 04.

    腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症

    腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが起こると腰痛に加えて、脚の痛みやしびれも生じることがあります。まず腰椎椎間板ヘルニアは、骨と骨の間にある椎間板が何らかの原因によって飛び出し、脊髄や神経根を圧迫するのが特徴です。次に腰部脊柱管狭窄症は、背骨の中にある脊髄が通る空間が狭くなる疾患です。 どちらのケースも、腰と脚に関係してくる疾患ですが痛みや症状の出方は異なります。腰椎椎間板ヘルニアは腰痛に加え、激しい痛みやしびれが起こるのも特徴です。なかには排尿障害や排便障害を引き起こすことがあります。一方で脊柱管狭窄症は、安静状態ならば、脚の痛みやしびれを感じることは少ないのが特徴です。反対に起立時や歩行時につらい痛みを覚えます。

当院の治療法